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コンソール

最初にUSB2.0(USB-UART)やSSHから、Linuxにログインして操作する方法を説明します。なお、リブートしても接続が切れず、また、パスワードの入力が必要ないためUSB-UARTを推奨します。

ターミナルソフトはTeraTermを推奨します。

SSHでログインする場合、ユーザ名はroot、パスワードもrootです。

 

Cosmo-Zの操作の基本

コンソールからコマンドを実行するには

/cosmoz.elf コマンド [パラメータ]

と入力します。

また、/cosmoz.elfのみでコマンドを指定しないで起動した場合は、対話型モードに入り、コマンドをユーザが1個1個与えられるようになります。

/cosmoz.elf -server

と入力すると、サーバモードで起動し、WindowsやQtアプリ、LabViewなどからTCP/IPで接続できるようになります。

 

ADCのセットアップ

サンプリング周波数の設定

adc freq 周波数

でサンプリング周波数を設定します。

引数には、1,2,4,5,8,10,20,25,40,50,80,100,125が指定できます。

例 adc freq 100

テストモードの設定

adc test { on | off }

で、ADCを使うか、テスト信号発生器を使うかを指定します。

リセット

adc reset

で、ADCからのデコード回路をリセットします。

計測コマンド

デジタイザモード

デジタイザのように、すべての波形を取得してファイルに保存する場合は、

capture データ長 ch=チャネルマスク trig=[auto | normal] file=ファイル名

とします。

  • チャネルマスクはxの後に16進でキャプチャしたいチャネルを指定します。たとえば、x01とすると、CH1のみキャプチャします。ch=x8001とすると、CH16とCH1をキャプチャします。デフォルトでは、ch=xffとなります。
  • trig=autoとすると、トリガを待たずにすぐにキャプチャします。
    trig=normalとすると、トリガが入ってからキャプチャします。
  • file=○○○を指定すると、キャプチャした波形データをファイルに保存します。
  • file=を指定しないと、計測結果がコンソールにテキストで表示されます。

低レート波形記録モード

イベントの発生したときだけ波形を記録するには、

capture 記録時間 ch=チャネルマスク trig=mesunit file=ファイル名

とします。

デジタイザモードとの違いは、captureの後の数字がデータ長ではなく、記録する時間(単位は秒)となることと、trig=mesunitと記述することです。

MCAモード

コンソールからは使いにくいので、Windowsアプリから操作してください。

トリガ設定

チャネルごとのトリガ設定

トリガはチャネルごとに設定できます。

書式は、

trig チャネル {none | rise | fall | lower | upper | discri | cross} 値

です。

チャネルは信号入力のコネクタに対応しており、1~32です。

トリガタイプは、noneにした場合は、トリガがかかりません。
rise,fall,crossはADCの値が指定した値を横切ったときに発生します。
lower,upperは、ADCの値が指定値より低い場合、または高い場合に発生しつづけます。

discriにすると、「放射線信号処理回路」からの出力を使用します。

discriの際に設定する値は意味を持ちませんが、

trig 1 discri 0

ようにダミーの値の設定が必要です。

全体トリガの設定

デジタイザモードで波形のキャプチャを開始する条件を指定するには、

trig and

または

trig or

を使用します。

andを指定した場合は、全チャネルのトリガが発生した場合に全体トリガが発生します。

orを指定した場合には、いずれかのチャネルにトリガが発生した場合に全体トリガが発生します。全体トリガは、波形計測モードの動作には影響を与えません。

 

トリガ状況の確認

getstat

で現在のトリガ状況が見られます。

PEDは、トリガがかかっていな無信号時のADCの値、CPSは1秒間に何回のトリガがかかっているかを示します。CPSが0ならば、トリガが適切に設定されていません。

 

プレトリガ

トリガがかかってから波形を計測すると、トリガよりも前の事象が計測できません。

そこで、Cosmo-Zではプレトリガ機能を備えています。

デフォルトでは

pretrig pre=16

と設定されていて、トリガ発生より16ポイント前(80MHz時では200ns前)の波形から記録しています。この量はpretrig pre=コマンドで変更可能です。

プレトリガの最大値は255(約3.8us)です。

ポストトリガ

波形計測モードで、トリガ条件がネゲートされたらすぐに計測を終了するのではなく、トリガ後にどれだけの長さの信号を記録するかを設定することができます。

 

トリガがかかってからNポイントを記録する(固定長)場合

トリガの開始条件から固定長の記録します。解除条件とは無関係なので、データの長さは固定長になります。

pretrig post=記録長
pretrig type=1

 

トリガが解除されてからNポイントを記録する(可変長)場合

トリガの解除条件から固定長の記録します。長い波形ではデータサイズが大きくなります。

pretrig post=記録長
pretrig type=0

 

システムの状態確認

FPGAの電圧や、温度を見るには

xadc

コマンドを使用します。

FPGAのバージョンを見るには、

fpgav

コマンドを使用します。

 

コンフィギュレーションの確認

設定したコンフィギュレーションの一覧は、

showconfig

コマンドで見ることができます。

 

ディスクリの設定

放射線信号処理回路(DSP)のディスクリミネータを使用する場合は、lldコマンドを使用します。

lld チャネル番号 値

または

lld チャネル番号 電圧V

このコマンドを使用すると、チャネルごとにLower Limit Discriminatorを設定できます。

 

ディスクリは、無信号時の電圧からのパルスの高さでかかります。

lld 3 50

と記述すると、チャネル3に50*1.0/4096≒12mVの電圧変化が生じた場合にイベントとして認識させます。

 

ADC値ではなく、電圧で書くこともできます。

lld 3 0.05V

 


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