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MITOUJTAG Pro
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FGPAのプロトタイピングや基板検査を変える 電子回路エンジニアが楽するツール
¥298,000(税別)
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MITOUJTAG Proは、MITOUJTAGのすべての機能が揃ったハイグレードバージョンです。
アドバンスド・JTAG・ファンクションジェネレータを内蔵しており、C言語や真理値表を用いてFPGAなどの端子を操作し、論理合成せずにあらゆるベンダーのあらゆるFPGA/CPLDを操作することができます。
MITOUJTAG Proをご利用いただくと、プリント基板の実装検査やFPGAを論理合成せずに動かす全く新しいタイプの強力なデバッグを行うことができるようになります。
MITOUJTAG Pro スクリーンショット
MITOUJTAG Pro版のメイン画面です。 左側に現在のプロジェクトツリーが、下側にメッセージログが表示される3ペイン構成となりました。 また、メインのビューはMDIアプリケーションとなり、様々な角度からJTAGチェーンを眺めることができます。 |
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ロジアナとバウンダリスキャンの連携動作も可能です。 |
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バウンダリスキャン、ロジアナ、ファンクションジェネレータが連携して動作します。 |
MITOUJTAG 機能一覧
機能詳細 |
Light |
BASIC |
Pro |
---|---|---|---|
JTAGコマンド発行 | ○ | ○ | ○ |
インフラストラクチャテスト | ○ | ○ | ○ |
デバイス自動認識 | ○ | ○ | ○ |
BSDLファイル読み込み機能 | ○ | ○ | ○ |
ICの端子の状態を画面に可視化 | ○ | ○ | ○ |
任意の端子をマウスで操作 | ○ | ○ | ○ |
出力の衝突判定 | ○ | ○ | ○ |
ウォッチウィンドウ | × | ○ | ○ |
ウォッチモード | ○ | ○ | ○ |
ノーマルモード | ○ | ○ | ○ |
BLOGANAモード(オンチップロジアナ機能) | × | ○ | ○ |
デバイスプログラミング XILINX、ALTERAのFPGA/CPLDへのデバイスプログラミングの実行 | ○ | ○ | ○ |
マルチウィンドウ | ○ | ○ | ○ |
ヘルプファイルの提供 | ○ | ○ | ○ |
ピン定義ファイルの読み込み XILINXまたはALTERA,LatticeのFPGA開発ツールで使用したピン定義ファイルの読込 | ○ | ○ | ○ |
フラッシュメモリプログラマ バウンダリスキャンを活用し、CPUやFPGAに接続された汎用のパラレル接続フラッシュメモリに書き込む機能 | × | ○ | ○ |
SVF実行機能 SVFファイルの実行による汎用的なデバイス プログラミング機能 | × | ○ | ○ |
シンプル基板接続検査機能(Ver2.6から) FPGAやCPU端子が、他デバイスに接続されているか、あるいはオープンなのかを自動的に調べる機能 | × | ○ ※1ヶ月試用版 | ○ |
スクリプト機能 JTAGファンクションジェネレータ バウンダリスキャンの動作をC言語のスクリプトで記述し、基板検査や導通検査を自動化 | × | × | ○ |
ファンクションテスト 検査対象回路図のネットリストを読み込み、DDR2 SDRAMやフラッシュメモリ等との接続検査 |
× | × | ○ |
MITOUJTAG Proをご利用いただくために必要な環境
本製品をご利用いただくには、専用のJTAG接続ケーブル(Pocket JTAG Cable)と Windows (2000以降。XP以降を推奨)が動作するパソコンが必要です。実際に使用する際の構成を次の図に示します。
MITOUJTAG Proの特徴
① 対応FPGA/CPLDの品種は問わない
あらゆるメーカーのあらゆるICに対応します。
XILINX、ALTERA、LATTICE、ACTELのようなFPGAだけではなく、ルネサス、ARM、Frescale、ATMEL、NXP、STMicroなど様々なCPUのほか、AnalogDevicesやTexasIntrumentsのDSPで動作実績があります。また、お客様の開発されたカスタムIC(ASIC)でもご利用いただけます。
これから将来に開発されるであろう新しいICでも、BSDLファイルをご用意いただくことで対応できます。
② FPGAへの書き込みは不要
FPGAを一種の「工場出荷時のテストモード」に遷移させることで動作します。
FPGAの本来の動作をオーバーライドして特殊な動作をさせるため、FPGAにどのようなデータが書き込まれていても問題ありません。
FPGAが未書き込みの状態でさえ使用することが可能で、検証用のデザインを書くことで不具合品のROMの内容を消してしまうこともありません。
③ FPGAの端子だけを操作している
FPGAの端子だけを操作します。
FPGA内部の回路(ユーザロジック)を操作しているわけではありません。
④ FPGA内部のユーザリソースは一切使用しない
FPGA内に何かのIPコアを埋め込むようなデバッグツールとは本質的に異なります。
FPGA内部のユーザリソースは一切使用しません。
見たい信号を変える場合でも再度の論理合成を行う必要はありません。
あらゆるFPGAやCPLDに同じように対応できます。
⑤ ライブラリの活用で手軽に使い始めることができる
汎用的で再利用可能なアルゴリズムを記述したライブラリが付属しています。
ライブラリには、SDRAMの操作やDDR SDRAMの操作、I2Cメモリの操作、フラッシュメモリの操作などが含まれています。
これらのライブラリを活用することによって、迅速にスクリプトファイルを記述し、ユーザはユーザのボードに特化したアルゴリズムの開発に注力することができます。
MITOUJTAG Proの応用例
- ASICや大規模FPGAのプロトタイピングのプロトタイピング
- 各種ICとの接続シーケンスの確立
- アルゴリズム再利用可能な基板検査
- 基板上の不揮発性メモリへの初期値設定
- 基板検査における、良品基板の動作を元にしたテストベクタの作成
ライセンスについて
原則として一人のユーザが1台のPCにインストールすることができます。
有効期限はご購入日より2年間です。
MITOUJTAG BASICからのアップグレード
MITOUJTAG BASICをお持ちの方は、いつでもProへのアップグレードが可能です。
最初はMITOUJTAG BASICで試して、必要になったらPro版にアップグレードする、という使い方も可能です。
MITOUJTAG Proを使うメリット
新しい組み込み回路基板を開発する場合、回路の中心となるFPGAやCPU/ASICと、RAM/ROM/IOなどの周辺ICとの間の接続を確認したり、コネクタとの接続検査を行う作業を行うことになりますが、この工程ではFPGAから様々な信号を出力し、周辺ICからの応答を見てFPGAの回路を正しい形に作り上げていくという地道な作業を行うのが一般的です。
FPGAの内部の回路は論理シミュレータで確認できますが、FPGA外との接続の検証は実機を用いてデバッグせざるを得ませんでした。
この工程は実機デバッグでの大部分を占めることになりますが、昨今のFPGAは論理合成に莫大な時間がかかり、数十分から数時間を要することも珍しくありません。このような長大な論理合成時間はエンジニアの思考を妨げてしまうため、従来の方法では効率のよいデバッグは難しかったのが実情です。
MITOUJTAG Proを使えば、簡単なスクリプトを用いてFPGAの端子を操作することができます。波形のパターンを変更するためにFPGAを論理合成する必要がないため、思いつくままにFPGAから波形を出力して手軽に試してみることができます。
また、従来FPGAの出力信号を自由自在に操作するには、VHDLやVeilogといったハードウェア記述言語(HDL)を覚える必要がありましたが、HDLを理解し記述できるハードウェアエンジニアの人材確保や教育時間は十分であるとはいえませんでした。
MITOUJTAG Proでは、難しいHDLではなく簡単なC言語を用いて回路基板上の波形を生成することができるため、専門の教育と訓練を受けたハードウェアエンジニアだけではなく、ソフトウェアエンジニアでも使いこなすことができ、回路基板を評価することができる人材の幅が広がります。
MITOUJTAG Proが解決する課題
- 論理合成せずにFPGAを動作させることができ、無駄な待ち時間がない
- FPGAの動作をコンカレントではなく、ソフトウェアのようにシーケンシャルに記述することができる
- HDLの代わりにC言語のプログラム感覚でFPGAの入出力信号をプログラミングできる
MITOUJTAG Proの応用例
- ① ASICや大規模FPGAのプロトタイピングのプロトタイピング
- ② 各種ICとの接続シーケンスの確立
- ③ アルゴリズム再利用可能な基板検査
- ④ 基板上の不揮発性メモリへの初期値設定
- ⑤ 基板検査における、良品基板の動作を元にしたテストベクタの作成
¥298,000(税別)