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モバイル時代の快適JTAGソリューション

Mobile JTAG Cable

 Spartan3対応!! 2.5V/3.3V出力両対応!! 2つのポートで快適JTAG!!

モバイル時代の快適JTAGソリューション
Mobile JTAG Cable

モバイル環境でのJTAGで、お困りのことはございませんか?
特殊電子回路?が開発したMobile JTAG Cableは、USB接続の高機能JTAGインタフェースです。
Mobile JTAG CableとMITOUJTAGで、最先端のJTAG活用方法をご提案します。

注文情報

製品名 Mobile JTAG Cable

 定価¥34,800_ (税別・送料込み)

申し訳ございません。この商品は販売終了いたしました。

 

添付品

  • Mobile JTAG Cable本体
  • フライリードケーブル 9ピン×2本
  • 取り扱い説明書
  • CD-ROM (MITOUJTAG評価版、デバイスドライバ、マニュアル収録) ※CD-ROMは8cmです

 

※本製品には対応ソフトウェア(MITOUJTAG BASIC版)は含まれておりませんので、別途お買い求め下さい。

※本製品は単体ではご使用になれません(別途、ソフトウェアが必要です)。それでも単体でご希望の場合は用途をお伺いすることがございます。

※フライリードケーブルは消耗品です。磨耗した際には別途販売しております。

ご注文方法

申し訳ございません。この商品は販売終了いたしました。

 

 

サポート&アップデート

取扱い説明書ダウンロード

取扱い説明書は下記のURLからダウンロードすることができます。

Mobile JTAG Cable 取扱説明書

 

デバイスドライバダウンロード

Pocket JTAG Cableのデバイスドライバは、付属のCD-ROMのほか、下記のURLからダウンロードすることができます。

MobileJTAGデバイスドライバ

ファームウェアアップデート

 Mobile JTAG Cableの新しいファームウェアがリリースされた場合には本ページにてアップデート方法を紹介します。 現在、ファームウェアのアップデートはございません。

 

1.概要

 最近のノートパソコンにはプリンタポートがない機種が多く、これまではモバイル環境で気軽にFPGAやROMの書き込みを行うことはできませんでした。

 そこで特殊電子回路?では、新しいタイプのJTAGケーブルを開発しました。この新しいJTAGケーブルは、USBで接続するため、ノートPCなどのモバイル環境でも気軽に使用することができます。また、JTAG信号は装置内に内蔵されたFPGAによって制御されているため、非常に高速なJTAGアクセスが可能となります。

img8.gif
新しいインテリジェントJTAGケーブルの構造

 Mobile JTAG Cableを使えば、LANケーブルや面倒なACアダプターはもう不要。ノートパソコンにUSB接続するだけで、いつでもどこでもだれでも、すぐに高度なJTAGを使うことができます。もちろん、FPGAやROMの書き込みのために、SVFやXSVFファイルを作成する必要はございません。

2.ソフトウェア

 Mobile JTAG Cableは、MITOUJTAGを用いて、XILINX FPGAやコンフィギュレーションROMなどの書き込み、リアルタイムバウンダリスキャンなど最先端のJTAGアプリケーションを実行することができます。

3.機能

 

機能一覧

 

機能名称

詳細

2.5V/3.3V両対応

Mobile JTAG Cableはデフォルトで2.5VのロジックレベルでJTAG信号を出力します。ロジックレベル変換せずに、Spartan3やVirtex2Proに直接接続することができます。

2ポート

Mobile JTAG CableはJTAGポートを2つ備えています。FPGA用とCPU用など、2種類のJTAGチェーンにそのままアクセスすることができます。

汎用IO3bit

各ポートごとに3bitの汎用IOを備えています。TRST信号やCPU用システムリセット信号などとしてご利用いただけます。

電圧リファレンス

ターゲットの電源がOFFしている場合、Mobile JTAG Cableからの電圧出力をすべて停止することができます。電圧リファレンスは各ポートごとにご利用いただけます。

非同期IO

超高速な動作モードです。従来のUSB-JTAGの限界を打ち破ります。

 

電源と方式

 Mobile JTAG Cableは、USBバスパワーで動作します。

 

動作環境

 OS Windows2000、WindowsXP
 PC USBが使用できること(1.0でも2.0でも可)

4.使用方法

4.1 デバイスドライバインストール

 Mobile JTAG Cableのデバイスドライバは、付属のCD-ROMのほか、上のURLからダウンロードすることができます。

 

4.2 使用方法

(1) フライリードケーブルの挿入
 Mobile JTAG Cableの右側面のコネクタに、フライリードケーブルを挿入します。

img1.jpg

Mobile JTAG Cableは、2つのJTAG接続コネクタがあります。通常は上側のピンヘッダ(Port1)に接続してください。

img1.png

(2) ターゲットボードとの接続
 Mobile JTAG Cableのフライリードケーブルを、ターゲットボードと接続します。 信号の名称と、ケーブルの色の対応は下の表のとおりです。
 通常の用途では、黒〜赤までの6本の配線のみを使用します。

番号

信号名

機能・使用方法

1

GND

電源です。ターゲットのGNDと接続します。

2

TDO

JTAG信号です。ターゲットのTDOと接続します。

3

TMS

JTAG信号です。ターゲットのTMSと接続します。

4

TDI

JTAG信号です。ターゲットのTDIと接続します。

5

TCK

JTAG信号です。ターゲットのTCKと接続します。

6

Vref

電源リファレンスです。ターゲットのVCCに接続します。

7

灰色

TRST

JTAGのリセット出力信号です。
(オープンドレイン+10kΩプルアップ) 

8

茶色

SRST

CPUデバッグ用のリセット出力信号です。
(オープンドレイン+10kΩプルアップ)

9

IN

汎用入力端子です。

(3) パソコンとの接続
img1.jpg Mobile JTAG Cableを、USBケーブルでパソコンと接続します。
 この時、Mobile JTAG Cable上の赤いのLEDが点滅する場合は、ターゲットボードのVref信号がLレベルになっていることを示しています。
 Mobile JTAG Cableでは、VrefがLレベルの場合は信号線はハイ・インピーダンス状態になり、信号の出力が停止されます。なお、この機能はソフトウェアで解除することもできます。
 

(4) MITOUJTAGからの認識
 MITOUJTAGを起動後、メインメニューからCable→Connectを実行します。

img1.png

 下記のダイアログが開いたら、Nahitech Mobile JTAGを選択します。

img1.png

 Mobile JTAG Cableが認識されたことを示すダイアログが表示され、ケーブルの接続が完了します。

img1.png

 あとは、通常どおり、MITOUJTAGの使用方法に従って操作してください。

(5) Mobile JTAG Cableの設定

 Mobile JTAG Cableは、いくつかのコンフィギュレーションが可能できます。
 コンフィギュレーションを行うためには、メインメニューから、Cable→Optionを実行します。

img1.png

 すると、次のようなダイアログが開きます。

img1.png

 このダイアログでは、下記の設定を行うことができます。

 

コントロール

機能

PORT1グループ

Ignore VREF

PORT1のVref信号検出機能を無効にし、常にJTAG信号を出力します。

Logic Level 3.3V

PORT1のJTAG信号のレベルを2.5V/3.3Vから選択します。

TCK Speed

PORT1のTCK速度を設定します。(最大10MHz)

PORT2グループ

Ignore VREF

PORT2のVref信号検出機能を無効にし、常にJTAG信号を出力します。

Logic Level 3.3V

PORT2のJTAG信号のレベルを2.5V/3.3Vから選択します。

TCK Speed

PORT2のTCK速度を設定します。(最大10MHz)

Use Port 1/Use Port 2ラジオボタン

使用するポートを切り替えます。

LED Testボタン

LEDの動作をテストします。

SSRESETボタン

SRST端子から数ミリ秒のLのパルスを出力します。

  • すべての信号はデフォルトで2.5Vの振幅になっています。3.3V系のロジックと接続する場合でも、通常は3.3Vに設定する必要はありません。
  • TCK速度の変更は、セル長が1000を超えるような大規模なデバイスをバウンダリスキャンする場合のみ効いてきます。通常は変更する必要はありません。
  • Vrefは、Port1、Port2にそれぞれあります。それぞれのポートのVref信号を、ターゲットボードのVCCに接続してください。
  • TRSTの操作は、TAPのリセット時に自動的に行われるため、手動で操作することはできません。

4.3 JTAGロジックアナライザ機能の強化

 MITOUJTAG BASIC V1.2.2以降では、非同期IOモードによって高速なJTAGロジックアナライザとして動作します。
 非同期モードを使用するためには、JTAGロジックアナライザを起動後、下のボタンを押してください。

img1.png

 

5.性能

 従来のパラレルポートで制御するタイプのJTAGケーブルはTCK速度が実質的には200kHz程度が限界であったのに対し、Mobile JTAG Cableは最高50MHz※まで対応することができます。すなわちパラレルポートに比べて最大で250倍程度の高速化が見込まれます。
※現時点ではでは10MHzまでのサポートとなります。

 

img1.jpg また、WindowsのUSB関係タイミングの最適化により、コンフィグROMの書き込みやバウンダリスキャンについては、パラレルポートと同等のアクセス速度を実現することができました。特に、コンフィグROMのXCFシリーズおよびXC18シリーズに対しては最大の最適化をしており、デバイスの持つほぼ限界の速度に達しています。

 Mobile JTAG Cableでモバイル環境に最適なFPGA開発環境を実現することができます。
 

表1 デバイス書き込み速度

デバイス

書き込み時間
(Erase+Write+Verify)

備考

XC2S100

約1秒

FPGAへのJTAGコンフィギュレーション

XC2S300E

約1秒

FPGAへのJTAGコンフィギュレーション

XC3S50

約1秒

FPGAへのJTAGコンフィギュレーション

XC3S400

約1秒

FPGAへのJTAGコンフィギュレーション

XCF01S

12秒

XC3S50用データ

XCF01S

15秒

XC2S100用データ

TE7720

35秒

XC3S400用データ

XC9536

26秒

CPLDへのJTAGコンフィギュレーション

XC95108

103秒

CPLDへのJTAGコンフィギュレーション

 

表2 バウンダリスキャン速度(JTAGロジックアナライザ)

動作モード

サンプリング速度

通常モードの場合

約300サンプル/秒

非同期IOモードの場合

約1000〜10000サンプル/秒

 パラレルポートと比較して15〜100倍の高速化が可能です。

対応デバイス

XC18V、XCF、Spartan2、Spartan2E、Spartan3、Spartan3E、Virtex4、Virtex2/2Pro、TE7720、CoolRunner,CoolRunnerII、ALTERAデバイス、SH、MISP、ARMなど、あらゆるJTAG対応デバイス

 

使用上の注意

ハイリスク用途への使用の制限

 本ケーブルおよびJTAGアプリケーションソフトウェアは、教育、研究、開発、試作などFPGAの動作検証目的などを想定して作られております。この装置を使用した結果は一切保証できません。本製品を利用して書き込んだ不揮発性メモリは、データの消失や異常な動作をする可能性が否めないので、特殊電子回路?からの書面による事前の許諾なしに次のような機器(以下、「ハイリスク用途」といいます)に使用することはできません。

  1. 人命に関わる機器
  2. 医療機器
  3. 誤動作により、人体、財産または自然環境に影響を及ぼす可能性のある機器
  4. 誤動作により、火災の発生を起こさせる可能性のある機器
  5. 航空・宇宙機器およびナビゲーションシステム
  6. 兵器システムあるいは軍事目的の機器を製造または製造の支援をするための機器
  7. 原子力関連機器
  8. 電動工具
  9. その他、デバイスの誤動作やデータの消失によって、何らかの損害を被る場合や何らかの問題が生じる装置 

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