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JTAGコネクタピン配置

JTAGの規格ではコネクタのピン配置までは定義されていません。

したがって、各社がまちまちにJTAGコネクタのピン配置を決めています。

このページでは、いろいろなJTAGコネクタのピン配置を紹介します。

 

間違いを発見されたかたはご連絡いただければ幸いです。

 


 

XILINX

XILINX JTAG コネクタのピン配置XILINXのJTAGコネクタには、9ピンのものと14ピンのものがあります。これらのコネクタのピン配置を右の図に示します。

 

9ピンのコネクタは2.54mmピッチの1列コネクタです。万能基板にささる普通のピンヘッダが使えます。

14ピンのコネクタは2.0mmピッチなので、万能基板にはささりません。ただし、フラットケーブルにした場合に、1本1本の信号線の間にGNDが入るので、高速動作させる場合には有利です。 

Virtex5など高級FPGAの評価ボードでは、14ピンコネクタのほうが多く使われているようです。

 

なお、14ピンコネクタのVtstという信号は、試験用のものなので、必ずオープンにしてください。

 


 

ALTERA

ALTERA JTAG コネクタのピン配置ALTERAのJTAGコネクタは2.54mmピッチの10ピンで、万能基板に挿すことができます。

 

特に注意点はありません。

 

 


 


 

ルネサステクノロジ (H-UDI)

H-UDI JTAG コネクタのピン配置ルネサステクノロジのSHシリーズのCPUは、H-UDIというデバッグ・インタフェースを備えています。H-UDIは厳密にはJTAGではありません。Hitachi User Debug Interfaceの略です。JTAGの規格と微妙に異なる部分があるそうです。

コネクタは14ピンの2.54mmピッチで、万能基板に挿さります。

H-UDIのピン番号は、

=============

GHIJKLM

@ABCDEF

▲==== ======

となっているので注意してください。他のコネクタのピン番号のつけかたと異なります。

 

TRST端子は、デバッグ時以外はLにしてください。TRSTがHになっていると、CPUがリセット後に正常に起動しない(デバッグモードに入ってコマンド待ち状態になってしまう)ことが多々あります。

 

ASEBRK端子はオープンにしてください。

RESET端子はCPUのリセット信号がここにつながります。CPUにハードウェアリセットがかかったことや、デバッガからCPUにリセットをかけることができるようにするためです。

Vrefは、その端子からJTAGケーブルに向けて電流を供給する場合もありますが、基板設計者次第です。

 


 

N-Wire (NECエレクトロニクス)

N-Wire コネクタのピン配置NECエレクトロニクスのV850などをデバッグするためのJTAGはN-Wireと呼ばれます。そのコネクタのピン配置を右の図に示します。

A1〜A6まではいろいろと多目的に使われます。GNDになっている場合もあります。ターゲットボード次第なので、オープンにしておけばよいでしょう。

Reset出力と書かれた端子、予約と書かれた端子も、ターゲットボード次第です。


 


 

MIPS

MIPS JTAG コネクタのピン配置MIPSのCPUをデバッグするためのJTAGコネクタは、14ピンの2.54mmピッチコネクタで、万能基板に挿さります。MIPSのJTAGはEJTAGといいます。

 

RESETとDINTはオープンにしておけばよかったと思います。

KEYと書かれた端子は、逆ざし防止のためのキーとなる場合があります。
 


 

PowerPC

PowerPC JTAG コネクタのピン配置PowerPCのCPUをデバッグするためのJTAGコネクタは、16ピンの2.54mmピッチコネクタで、万能基板に挿さります。

JTAGの信号以外に、SRESETや、 HRESET、 CHKSTOP_IN、 CHKSTOP_OUT、 RUN/STOPなど数多くの端子があり、もはやJTAGとはいえなくなっています。

 

JTAGとして最低限の機能で使用するのであれば、TRST、TDI、TCK、TMS、TDOだけでよかったと思います。

 


 


 

ARM

ARM JTAG コネクタのピン配置ARMのCPUをデバッグするためのJTAGコネクタは、14ピンのものと20ピンのものがあります。いずれも2.54mmピッチなので万能基板に挿さります。XSCaleもこの配置です。

 

20ピンのほうはデバッグ用の信号が増えていますが、14ピンでも困ることはありません。

 

RTCKという信号はTCKがどの周波数まで追従できるかを調べるための信号なので、デバッガが対応していなければオープンで構いません。

DBGREQ,DBTACKもオープンでいいでしょう。

電源出力にはVsupとVtrefの2種類があります。本来はVsupは電流を多く取り出せる端子、Vtrefは電流を少ししか取り出せない端子です。これはJTAGケーブルに電源を供給するためのものと、電源が存在していることを示すためのピンを分けるためです。しかし、実際には多くの基板ではVsupとVtrefは直結されています。

 


 

おまけ(CQ7144A)

ARM JTAG コネクタのピン配置CQ出版のSH-2付録基板のピン配置を右の図に示します。CQ7144Aはピン番号の数え方が違っているので、残念ながらH-UDI互換ではありません。


 


 

おまけ(CQ850)

CQ850のJTAGコネクタのピン配置CQ出版のV850基板のJTAGコネクタのピン配置を右の図に示します。

JTAGのTCK、TMS・・のかわりにDCK、DMS・・となっていますが、役割は同じです。

FLMD0はフラッシュROMの書き込み制御用の端子で、オープンにしておいてください。

DRSTは、Hレベルのときデバッグ可能、Lレベルのときデバッグ付加です。

基板の外側で1kΩ程度のプルアップ抵抗をつなぎ、またスイッチでLレベルに落とせるようにしておくとよいでしょう。

 

 


 

 

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