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波形計測回路

イベントがごく短時間に発生し、他はゼロになっているような信号を扱う場合、すべての期間のデータを記録すると無駄が発生します。

 

信号の発生した期間だけ、信号の発生したチャネルだけ波形を収集するのが、波形計測回路です。この波形計測回路の存在がCosmo-ZとただのデジタイザやディジタルMCAとの違いを特徴づけているといえます。

 

下の図のような波形が入力された場合、Cosmo-Zの計測回路はトリガの前後の期間のパルス波形をキャプチャします。

 

そして、イベントが発生したときの、ADCの番号、時刻(10ns単位で48bit)、パルス高さ、パルス面積、ペデスタルレベル(ベースライン)、トリガレベル、キャプチャ時間等の情報を「ヘッダ」として波形データの先頭に付加します。

 

 

低レートパルス計測モードと高レートパルス計測モード

1つのイベントのデータ長は24バイト+波形データ領域(可変長)です。

波形を1000ワード(80MHzサンプリング時に12.5μ秒)取るとすると、1個の波形で2024バイト使用します。

データ領域の長さをゼロにすると、1つのイベントにつき24バイトのヘッダのみとなり、データ量が削減できます。

高レートの計測をする際にはヘッダのみ記録することで、毎秒2Mカウント程度まで対応できます。

毎秒1000回程度のイベントを記録する際には、波形をすべて保存するようにします。

仕様

  • 記録長・・・ 標準構成では最大998ポイント (約12μ秒)
           オプションで最大8010ポイント(約100μ秒)
  • デッドタイム・・・1回の計測で100ns以下
  • タイムスタンプの形式・・システム起動時からのクロック数を10ns単位で記録
  • 計測される値・・・パルスのピーク値、パルスの面積、トリガ時間、無信号時のレベル、他
  • 精度・・・ADCの精度による
  • ヘッダ長・・・24バイト
  • データ長・・・0~998または0~8010ワード (1ワード=2バイト)

 


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