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基板コネクタ説明
基板ピン配置対応図(TKDN-RX62N-BRD)
・CN2(左)は、主にEXDMAC用の端子です。データバスはSDRAMと共用です。
EXDMAを使用しない場合は、P51、P52、EDACK0〜1、EDREQ0〜1、BCLKは汎用I/Oとしても使えます。
・CN1(下側)は、主にI/Oポートです。
・CN5(右側)は、JTAGとCPUのモード設定用端子です。RESnはRX62Nのリセット信号(オープンドレイン)です。
・CN11(右側)は、RS232C用です。TXDからは12Vが出るのでご注意ください。
最も効果的なケーブル接続方法
・CN11にRS232Cの配線をつなぎ、CN5にJTAGケーブルをつなぐのが、使い勝手や動作速度などの面から考えて、最も効果的と思われます。
CN11のピンは左から、RS232Cの5番、3番、2番につなぎます。SCI0でRS232Cが使えるようになります。
CN5のピンは下記の図のようにJTAGケーブルにつなぎます。ボード上のEMLE端子はPocket JTAG Cableを使う場合は、INIT信号に接続してください。
それ以外のJTAGケーブルを使用する場合は、JTAG-ICEを使う際にはHレベルにし、バウンダリスキャンを行う際にはLレベルにしてください。
ジャンパの説明
本ボードの基板裏面には3つのジャンパがあります。
番号 |
説明 |
ショート時 |
オープン時 |
J1 | バスパワー |
USB(CN6)から給電します |
USB(CN6)から給電しません |
J2 | デバッグ有効 | オンボード78Kマイコンは、USB-JTAGとして 使用します |
オンボード78Kマイコンは |
J3 | UART有効 | オンボードのRS232Cレベルコンバータを有効にします。 | P20、P21をユーザ用I/Oポートとして使います。 |
出荷時はすべてのジャンパがショートされています。
動作モード
CPUの動作モードは、スイッチSW3で切り替えます。
このスイッチにはCPUのMDE、MD0、MD1、EMLE信号が接続されており、をONにするとLレベルになります。
SW3の1番のスイッチは、リトルエンディアンとビッグエンディアンを切り替えるためのものです。このスイッチをONにすると、リトルエンディアンになります。通常は左端のスイッチはONにします。
・通常動作時は上下下下
・FDTを使ってUSB経由でROMに書き込む際には上上下下
に設定します。
通常動作時 |
FDTを使ってUSBで経由でROM書き込む時 |
プログラムの書き込み方法
本ボードにプログラムをダウンロードするには、大きく分けて以下の3通りの方法があります。
? 内蔵フラッシュROMに書き込む
? JTAGデバッガでダウンロードする
? シリアルポート経由でMOTファイル(Sレコードファイル)を送る
JTAGデバッガは、外付けのものを利用する方法と、オンボードのものを利用する方法があります。
シリアルポートから書き込むには、あらかじめROMにシリアルモニタを書き込んでおき、シリアルポート経由でMOTファイル(Sレコード)を送信して行います。シリアルポートには外付けのものと、オンボードのものがあります。
各方法の特徴を次の表に示します。
書き込み方法 |
使用するツール |
メリット |
デメリット |
内蔵フラッシュ |
ルネサスFDT USB |
大規模なプログラムを高速で書き込める |
ジャンパの切り替えが面倒 |
JTAG(外部) |
Nahice |
ユーザリソースを使用しない そこそこ高速 |
ROMへの書き込みができない |
JTAG(オンボード) |
Nahice |
ユーザリソースを使用しない 手軽 |
遅い(毎秒1KB程度) |
シリアル(外部) |
シリアルモニタ |
非常に手軽 |
|
シリアル(オンボード) |
シリアルモニタ |
非常に手軽 |
バグあり 遅い(毎秒2KB程度) |
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