ET2012のブースをセットアップするためにパシフィコ横浜へ行きました。
神田でレンタカー借りて、機材一式を詰め込んで横浜まで走りました。
会場に着いたのは15:20分ごろだったので、警備員の人が「ブースの横まで車でいって荷おろししていいですよ」と案内してくれました。こんなところまで入っていいの?という感じです。
おかげで遠い駐車場にならなくて済みました。
特電ブースをセットアップしてから、一旦、片付けました。
こんな感じのブースになります。
では、皆様、ET2012の特電ブースでお待ちしております。
出展報告
14日~16日の3日間、ET2012に出展してきました。
特電ブースはこんな感じでした。(開場前の時間の写真なのでお客様は映っていません)
今回も、清水の舞台から飛び降りるつもりで自社ブースを構えました。結構な出展料+装飾代でしたが、それに見合った効果はあったと思います。
上の写真にあるように、角部屋で、3つの角には「のぼり」をぶら下げています。この「のぼり」は、パネルよりも持ち運びに便利で、人目を引く効果もあったと思います。
次回の展示会でものぼりを有効活用したいと思います。
出展物のメインは、なんといってもMITOUJTAG Air。
AndroidのタブレットでMITOUJTAGが動くというものです。
実を言うと、10月にCEATEC2012という展示会に出展しましたが、そのときにもMITOUJTAGを出していました。しかし、CEATECでは全然お客さんが来なくて悩みました。CEATECはブースの小間位置が悪かったというのも原因の一つではあるのですが、やはり小間まで来てくださったお客様も、パソコンで動作しているMITOUJTAGをなかなか見てくれず、触ってくれる人は皆無で、パソコンで動いているMITOUJTAGをみてもふーん、という感じでした。
そこで、暇なCEATECのブースで店番をしながら、繁盛しているブースと閑散としているブースの違いについて考察していたのです。そうしてわかってきたことは、展示物がパソコンで動作していると触りにくいのではないか。心理的に展示物のマウスやキーボードには触りにくいのではないかということです。
そこで、CEATECが終了してから、大急ぎでMITOUJTAGをタブレットPCで動くように開発を始めました。約1ヶ月間、猛烈な勢いで開発し、ET2012の2日前くらいにようやくWebブラウザ上でMITOUJTAGが動くようになりました。
こうしてET2012では無事にMITOUJTAGを出展できたわけです。
結果は大成功でした。タッチパネルの大画面Androidタブレット「FT103」でMITOUJTAGを動かしたものを丸テーブルに載せてブースの入り口の角に置き、また、お客様の手元でも触っていただけるよう小さなタブレット「Nexus7」でも同じ画面を出しました。
結構な人数のお客様に、バウンダリスキャンで端子の動作が見えるのをご覧いただき、また、手元の端末でI/Oを操作してブースの奥にあるボードのLEDが遠隔でチカチカできるのをご覧いただき、とても驚かれていたようです。
CEATECでの失敗があったからこそ、うまくいったと思います。
なお、このMITOUJTAG Airは、Webブラウザ上で動くので、この展示会で使っていた展示セット一式を現在インターネットにつないでいます。ボードは私の自宅で24時間スキャンしていますので、WebブラウザでMITOUJTAG Airのサイトにつなげれば、このボードをバウンダリスキャンしてSAMPLEやEXTESTをしていただけます。
そのときに必要となるURLと、アクセスIDは、会場でお配りしたMITOUJTAG Airご利用券に記載しております。今はまだguestで入れます。
なお、展示会場では実際にMITOUJTAGが動作するPCと、クラウドサーバが近かったので、ずっと問題なく動いていたのですが、実際のインターネット環境ではパケットロスが生じると接続が切れるなど、ちょっとまだ不安定なところがあるようで、たまに動作していないことがあるかもしれません。それはおいおい直していこうと思います。
それから、展示会に出てみて改めて決心したのですが、これから先、特電はFPGAやJTAGをメインとしてやっていきます。今年1年はちょっとマイコンに力をいれてしまいましたが、再びFPGAとJTAGに戻ってきたというべきでしょうか。
今年出たZynqはちょっと見送りましたが、来年にはArtixの評価ボードを必ずや出します。