MITOUJTAG活用セミナー
MITOUJTAGは、弊社の独自技術である「バウンダリスキャン可視化」機能を中心に、様々なJTAGアプリケーションを統合させた、世界初の包括的JTAGサポートソフトウェアです。
導入するにあたり、疑問や不安を全て解消して頂けるよう「MITOUJTAG活用セミナー」を定期的に行っています。
・・・その他なんでもスタッフが直接お答えします!
第9回MITOUJTAG活用セミナー(応用編)を開催しました
2018年9月5(水)、当社セミナースペースにて「MITOUJTAG活用セミナー(応用編 プレオープン)」を開催いたしました。
イベントの詳細
このセミナーでは、下の写真のような140mm×100の基板を参加者にお渡しし、MITOUJTAGを使って実際に基板のデバッグを体験していただきました。
(基板はセミナー終了後、お持ち帰りいただけます)
この基板はSpartan-7 FPGA、MAX10 FPGA、DDR3 SDRAM、SPI ROM、Flash ROM、RXマイコンなどが乗っていて、マイクで拾った音声をAD変換して、2つのFPGAの間のデータバスを通してΔΣ DACでアナログ信号に戻してスピーカを鳴らすというものです。 部品代だけでも10000円以上。実装費用と基板製造費用を合わせたら2万7千円くらいの原価がかかっている豪華なものです。
※今回はプレオープンセミナーということで、受講料は特別価格の3万円(税別)で行いました。
この基板は組み込み/IoT基板で使われる様々な要素が組み込まれたシンプルな回路ですが、いろいろと設計ミスが仕込んであって動きません。そのミスというのは、回路設計者や基板設計者がやりがちな、よくある設計ミスです。クロックやリセットの問題、DDR3メモリの問題、FPGAが起動しないなどです。配線は6層基板の内層を通っているので、オシロスコープでは見ることができません。
本当の基板でやったら作り直しになって、再設計費数十万円と1か月を無駄にするような、胃が痛くなるようなミスをたくさん仕込んであります。
そのような動かない基板でも、MITOUJTAGを使えば間違いをあっという間に発見できるということを体験してもらおうというセミナーです。
このセミナーで学べること
- FPGAが起動しない場合の確認方法
- クロックが停止していることの確認方法
- 論理合成をせずにFPGAの端子だけを動作させる方法
- アナログデータを一瞬で確認する方法
- FPGAのロジックを作らずに、パラレルFlash ROMを読み書きする方法
- 動かないDDR3 SDRAMの動かない原因を発見する方法
- JTAGに異種ベンダーのFPGAが接続されている場合のデバッグ方法
- 基板に断線やショートがある場合の楽な見つけ方
- 論理合成せずに、C言語でFPGAの端子だけ動かす方法
- SVFプレイヤーを利用したFPGAの書き込み
対象者
- 基板検査を目的として導入をご検討されている方
- MITOUJTAGの使い方についてより詳しく知りたい方
- FPGAのデバッグにJTAGを活用したい方
今回のセミナーに参加したお客様の声
- ツール全般の使い方を理解できたのが良かった
- ツール購入時にもっと早くこのようなセミナに参加しておけばよかったと思った
- セミナーの内容とは別の不明点も教えてもらえて、勉強になった
- 実機を使った実践的なセミナーは大変良かったと思います
- 実際に不具合のある基板を実践的にチェック出来たことは良かったと思います
第8回セミナー開催のお知らせ
第8回のセミナーは、MITOUJTAGによるバウンダリスキャンの操作等を中心とした
入門セミナー(基礎講座)です。
内容
10種類のボードを使って、MITOUJTAGの基本操作を学ぶ、座学+実践の基礎講座です。
いろんな癖(メーカー独自の仕様)のあるICを用いた基板に積極的に触っていただき、JTAGバウンダリスキャンで陥りやすい点をいろいろと体験していただきます。
☆特典☆MITOUJTAGPro.をお持ちでないお客様を対象に体験版(2週間限定)プレゼント!
概要
日時:平成27年11月25日(水) 14:00~17:00 <会場MAP>
場所:TLS秋葉原校(東京都千代田区神田和泉町1-8-10 神田THビル4階)予定
※1階は自動車販売・整備(有)梶間商会さんです
人数:4名 (先着順)
参加費:無料 クリックして拡大
ご持参いただくもの
ノートPC(必須)
- MITOUJTAG Pro.をお持ちの方はお手持ちのソフトをインストールしてご持参ください。
- MITOUJTAG Pro.をお持ちでない方にはセミナーお申し込み後に、ファイルを提供するのでインストールしてご持参ください。
※セミナーをより充実させるために、予めソフトのインストールのご協力をお願いします。
USB-JTAGケーブル(以下のいずれかのケーブルをご持参ください)
- XILINX Platform USB、Digilent HS-USB、ALTERA USB Blaster
- 特電Pocket JTAG Cable
※お持ちでない方には貸与いたしますが、数に限りがございますので事前にお知らせください。
その他
- 検査対象基板(ターゲットボード)は当社で用意いたします。お客様の開発されたボードをご持参いただいても構いません。その基板で検査できるようセットアップいたします。
お申込み・お問い合わせ
お申込みは、上のボタンを押して、「こくちーず」のページから登録していただくのが最も簡単です。
直接のお問い合わせとお申込みは下記までご連絡ください。
Mail: info@tokudenkairo.co.jp
TEL: 03-3868-2698
入門セミナー(基礎講座)と基板検査セミナー(応用講座)
入門セミナー(基礎講座)
・参加費:無料
・対象者:MITOUJTAGの導入をご検討されている方
MITOUJTAGの使い方についてより詳しく知りたい方
スタッフに直接会って相談されたい方
・参加特典:MITOUJTAGPro.体験版(2週間限定)プレゼント!!
(※MITOUJTAGPro.をお持ちでないお客様)
・内容:
以下のような10種類のボードを用意し、それぞれのボードでできることや「課題」
をまとめて、一人10分くらいでいろいろなボードに触ってもらう形式です。
ARMのi.MXというSoCのボードでは、バウンダリスキャンを行う前に見えないデバイスを追加しなければならない手順があったり、ALTERAのDE0ではフラッシュROMに書き込むためにはFPGAを未コンフィグしなければならない、ルネサスのSH7750RはIDCODEは持っているが自動認識できない・・など、イレギュラーなケースも多々あります。
そういった特殊な基板にも積極的に触っていただき、JTAGバウンダリスキャンで陥りやすい点をいろいろと体験していただけます。
基板検査が目的の方にはBLANCAというボードをお渡しして、いろいろなところにジャンパをはめて接続検査が行えます。
基板検査セミナー(応用講座)
・参加費:有料(ボード実費程度)
・対象者:基板検査を目的として導入をご検討されている方
MITOUJTAGPro.の使い方についてより詳しく知りたい方
スタッフに直接会って相談されたい方
・参加特典:MITOUJTAGPro.体験版(2週間限定)に加えて
セミナーで使用する特製基板をプレゼント!!
・開始時期: 未定
・内容:
RX63Nマイコンボード(RaXino-iや、GR-***と互換性あり)と、最新FPGAを2個搭載した
特製基板(非売品)をご用意します。RX63Nマイコンボードの部分では、USB-JTAGを実現
します。
<特製基板イメージ>
この基板を使用して、FPGA間の接続(オープン/ショート)テストを行ったり、フラッシュROMやDDR2 SDRAMのバウンダリスキャンでの読み書きのテストなどの基板検査、そしてSPI ROMをJTAGで操作するテスト、さらにはA/D変換結果をJTAGバウンダリスキャンで見るという今までの常識ではありえなかったJTAGの使い方を体験して頂きます。
ただ、普通の基板検査をするだけの基板では(誰でも?)できてしまいます。いくつか独自の仕掛けを施し面白い基板をご用意します。その内容はこちらで徐々に公開していく予定です。
乞うご期待♪
セミナー年間スケジュール
過去にセミナーに参加したお客様の声
- ロジアナの電源ONトリガが便利
- 基板チェックの方法が試せた
- 基板のテストは、大変便利そうで、使いやすい
- MITOUJTAGの今まで知らなかった使い方を学べた
- とてもよかったです。今後も期待しています。
- ボードごとに課題が用意されていてよかった
- 複数のテスト基板を使って実際に操作させてみることができた。
- どういうところがうまくいかないのか分かった。
- 実践的だったのが良かった。
- 非常に有用なツールであることが分かった。
- 体験版でさらに試せるのが良い。
- DDR3の検査方法について詳しく聞けた(信号レベルやPLLモードなど)
- 普段疑問に思ったことを即座に回答して頂けた