2017年 物理学会&応物学会付設展示会
特殊電子回路は、様々な大学や研究機関の物理系研究室にカスタムDAQシステムを納品させていただいている会社です。
今回、「FPGAとADCを活用した高速DAQシステム」をテーマに、第64回応用物理学会春季学術講演会展示会(JSAP EXPO SPRING 2017)および日本物理学会第72回年次大会付設展示会に出展します。
もし、1Gサンプリング/秒の高速ADCボードや、FPGA&Linux搭載マルチチャネルADCボードなど、コンパクトで高性能なDAQシステムにご興味をお持ちでしたら、ぜひ弊社ブースへお越しいただければ幸いです。必ずやあなた様の実験や計測のお役に立てると自負しています。
開催概要
第64回応用物理学会 | 日本物理学会 第72回 | |
会期 | 3月14日(火)~17日(金) ※当社は17日は出展しません |
3月17日(金)~20日(月) |
会場 | パシフィコ横浜 | 大阪大学 豊中キャンパス |
時間 | 9:30~18:00 | 9:00~17:00 |
ブース位置 | Ae-2 (中央やや入り口寄り) |
B棟2階 (階段のところ) |
関連ページ | 展示会公式サイト | 展示会公式サイト |
※17日は2つの展示会が重なっていますので、17日は大阪でのみ出展します。
特殊電子回路は、あなた様のご研究の内容を正しく理解し、ニーズに合った高速・高性能かつ、最適なデータ計測取集装置を低予算でご提案させていただきます。
ぜひ、当日会場で、ご研究のお話をお聞かせいただけることを楽しみにしております。
写真 2015年 秋の応物学会付設展示会(@名古屋)のブース
展示物のご紹介
当社は、当社のCosmo-Z(コスモゼット)とCosmo-K(コスモケイ)およびHyperFADC(ハイパーエフエーディーシー)という、高速AD変換器&FPGAボードを出展します。
これらの製品は、放射線計測や核物理・素粒子物理実験などにお使いいただける、高性能なFPGAボードとAD変換ボードです。
Cosmo-Z(コスモゼット)について
Cosmo-Zは、多数のアナログ入力チャネルを備えたデータ計測・処理装置です。
最大125MHz 16bitで、8~32chのアナログ入力を持ち、ボード上のFPGAによって計測された信号はリアルタイムかつ並列に演算されます。演算結果は、FPGAに内蔵されたARM Cortex-A9 CPUによって統計やファイル化などの処理が行われます。
Cosmo-Zは、もともとミューオン検出のために開発されたボードですが、多数の高精度高速アナログ入力と、オンボードFPGAによるリアルタイムなデータ処理が可能なため、レーザやマルチパス無線など、様々な分野に実験や計測にお使いいただくことができます。
Cosmo-K(コスモケイ)について
Cosmo-Kは、Kintex-7 FPGAを中心に、1GBytes DDR3 SDRAMと10Gbpsの光ファイバを備えたPCI Expressボードです。
トリガ用のLEMOコネクタが4つと10G光ファイバが3本接続可能なCosmo-K0のほか、LEMOがなくスリムなCosmo-K-、そして、40G光ファイバが接続可能なCosmo-K+があります。
このボードは、もともとはCERNのS-LINKというプロトコルで通信できて、NIMにトリガも発生させられるボードとして開発されました。現在はCERNだけではなく、様々なお客様に使っていただこうと、3種類のラインナップをご用意しています。
写真 左から K+、K-、K0
HyperFADC(ハイパーエフエーディシー)について
HyperFADCは、毎秒1Gサンプリングの16bit 2ch AD変換ボードです。変換データは40Gbpsの光ファイバで転送するため、ノイズの影響を受けずに長距離を高速に転送できます。まさに、10km先の微弱信号を1GHzでサンプリングできる世界で唯一のADCボードです。
離れた場所にある光電子増倍管の信号をモニタリングしたり、人が近づけない場所に設置したセンサの情報を取得するのに最適です。
ご来場の日時をお知らせください
当社代表の内藤はできるだけ展示会場におりますが、7日間の長丁場のため、あいにく席を外してしまっているかもしれませんし、他の来客の接客中かもしれません。もしお越しいただけるのであれば、下記のフォームから、おおよそのご来訪日時を予めお知らせいただければ幸いです。ご予約をいただいたお時間に、貴殿をおもてなしし、じっくりとお話をお伺いできるようにいたします。